【退職代行】美容師が飛ぶ前に準備をすること｜少しでも穏便に辞めるために

「退職代行を使ったら、親に連絡されないか心配と思っていませんか？」
「退職代行を利用しようと思っているけれど、どうしたらいいのかわからないと感じていませんか？」

アナタが思っているように退職代行を使って仕事を辞めると、さまざまな問題が発生しやすくなることは事実です。

退職代行はアナタの口からは言いづらいことを代行業者が伝えてくれて、取れなかった有給休暇を使えたり、未払い賃金を請求できたりするメリットがあります。

正しい使い方で退職代行を利用すれば後悔の無い退職が実現できるので、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

退職代行を使う予定の美容師が飛ぶ前に準備をすること

退職代行は名前の通り「退職の宣言」をあなたの代わりに伝えてくれるサービスです。

退職代行業者は数多くあり、「退職の宣言だけをする業者」・「退職後のサポートをしてくれる業者」など色々な種類があるので、自分に合った業者を選ばなければいけません。

あなたの人生を大きく左右することをこれからやるのですから、業者選びは慎重に選んでください。

この項目では、

を解説しています。

業者選びのコツも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

【退職代行を使う予定の美容師が飛ぶ前に準備をすること】

実際に退職代行を利用して飛んだ美容師の5つの例

退職代行のサイトやブログなどで美容師が実際に退職代行を利用したと書いてあるものを抜粋してご紹介します。

事例 ①：サロンの人間関係に疲れてしまった

サロン内の人間関係で辞める人は多いです。

美容師をしている人はわかると思いますが、1日の約2/3をサロンで過ごします。

言い方を変えれば第二の家族のような感じになるので、仕事をするうえの仲間を通り越してしまい、不満や愚痴などをこぼす人も多い業界です。

夢を持って美容師になったのに、いざサロンで働いてみたら表と裏で全然人が違うことにがっかりして辞めたくなるのではないでしょうか。

はっきり言って、そのような環境で働いていると少しずつ自分自身も嫌になってきます。

自分のこころが限界になる前に退職した方がいいですね。

事例 ②：先輩の高圧的な態度に耐えられなかった

美容の世界って職人気質な一面もあるので、オレ様気質な美容師もたくさんいます。

その人にもアシスタント時代があって、様々なことを言われ続けた結果、その人の今があるんですよね。

そういう風に言われて育った人は、無意識に後輩にも同じようなことをしてしまいがちです。

時代に合わせた接し方ができない人がいる職場にいたら、こころが壊れるので辞めたほうがいいと思います。

事例 ③：勤務時間が長くプライベートの時間が少なかった

美容師免許を取得するのは20歳の人が多いです。

それから働き始めるのですが、周りの友だちに大学生が多い人だとこのような気持ちになってもおかしくないですよね。

大学生はまだ学生なので、勉強以外の時間はサークル活動や遊んでいるわけですから、そういう人たちを見ていて辞めたくなる人もいます。

事例 ④：有給休暇を取らせてもらえなかった

有給休暇は労働者の権利であり、一定の日数を取らなければいけない決まりがあります。

昔よりは減りましたが、今でもそういうサロンは一定数あるのが事実です。

仕事と休みのバランスがとれていないと心身が健康に保てないので、辞めて他を探したほうがいいですね。

事例 ⑤：美容師が自分には向いていないと思った

人には器用・不器用があって、技術の習得には一定の時間がかかります。

相手が親身になって教えてくれるからこそ、その期待に応えられない自分が嫌になってしまって退職につながったのでしょうね。

このまま続けていたら結局はこころが病んでしまうことにもなりかねないので、残念ですが辞めてよかったのかもしれません。

退職代行を利用して飛ぼうと思っている美容師の方へ

退職代行を利用するときはメリット・デメリットを知って、よく理解したうえで利用しましょう。

これまでに何度も書いていますが、退職は人生を大きく変えるイベントのひとつです。

そのイベントを他の人にやってもらうのですから、「本当に他人に任せていいのか」・「自分でやったほうがいいのか」を真剣に考えてから利用するorしないを決めてくださいね。

デメリット①：お金がかかる

退職代行は平均して￥20,000以上かかるサービスです。

自分で退職を伝えるのはタダですから、その差はかなり大きいですね。

しかし、考え方によってはたった￥20,000払うだけで自分のこころが守られるという考え方もあります。

デメリット②：辞める癖がつきやすくなる

退職代行は要望をLINEやメールで伝えるだけで退職が完了します。

つまり、辞めたいと思ったら退職代行に依頼をすれば、すぐにやってくれるということです。

そうすると、ちょっとした嫌なことがあったらすぐに辞める癖がついてしまう可能性があるので、退職代行は最後の手段として考えるようにしましょう。

メリット①：全て丸投げできるので楽

退職代行の最大のメリットは、全て丸投げできるところです。

退職代行はLINEやメールでのやりとりが基本です。

「会社に伝えてほしいこと」・「会社に要求すること」などの自分の口では言い出しにくいことを退職代行業者が代わりに伝えてくれます。

「辞めたい」と伝えることを言い出しにくい方には最適な方法です。

メリット②：どんな状況でも辞められる

退職代行を利用するメリットは、どんな状況に置かれていても退職することができることです。

退職代行は退職のプロなので、様々な状況を経験してきている方たちが担当してくれます。

自分では解決できそうにないことも、退職代行業者はスムーズに解決してくれる点もメリットのひとつです。

メリット③：次の日から行かなくてもいい

退職代行は即日退職がウリです。

就業規則に「退職は1か月前に言うこと」と書いてあっても、民法上では即日退職は可能とされています。

第６２７条　当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は解約の申入れの日から２週間を経過することによって終了する。

期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。

６箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、３箇月前にしなければならない。

第６２８条 　当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

引用：厚生労働省「民法第627条・第628条」

個人で退職を伝えて次の日から行かないというのはなかなか難しいと思うので、限界に達していて「もう、無理！」と感じるのであれば、退職代行を使いましょう。

美容師が退職代行を使って飛ぶ際のギモン

美容師が退職代行を使って飛ぶ際の疑問に関してQ＆Aにしているので、参考にしてください。

【退職代行】美容師が飛ぶ前に準備をすること｜少しでも穏便に辞めるためにのまとめ

私も仕事を辞めたことがあるので、辞めたい人の気持ちがとてもわかります。

もし、退職の道を選んだとしてもマイナスには考えないようにしてくださいね。

退職がきっかけで新しい出会いがあったり、自分の考えが変わったりすることも事実です。

自分の力で退職を踏み出せないのであれば、他人の力を借りてください。

そこまで無理する必要はありませんよ。