【職業別】退職代行を弁護士に依頼したほうがいい場合を教えます

弁護士退職代行メリットデメリット

「弁護士に退職代行を依頼するメリット・デメリットを知りたい」
「未払い賃金を請求して辞めたいけど、どの退職代行業者が正解なの?」

退職代行を利用しようと考えているけれど…

  • 家に会社の人が来そうで怖い
  • どの退職代行業者に依頼すればいいのかわからない

など、色々と考えてしまっていませんか?

退職代行業者はたくさんあって、なかには詐欺まがいのサービス内容のところもあったり、本当に退職できているのか不安になったりするので、最後の最後まで不安ですよね…

この記事では、弁護士事務所による退職代行について書いています。

本記事に書いてある内容

  • 各退職代行業者別のできること
  • 弁護士の退職代行を使ってみた人の口コミ
  • 弁護士の退職代行を使ったほうがいい事例
  • 弁護士事務所の退職代行は即日辞められるのか
  • 弁護士の退職代行にかかる費用はどのくらいか
  • 弁護士の退職代行でおすすめの弁護士事務所を紹介
  • 弁護士の退職代行を使われた側に考えてほしいこと
  • 弁護士が退職代行をおこなって失敗するケースはあるのか
  • どんな職業が弁護士の退職代行を利用したほうがいいのか

弁護士による退職代行は金銭関係・法的なトラブルに対して迅速に対応することが大きなメリットですが、費用が高額なことがデメリットのため利用する人が少ないことも現実です。

しかし、金銭関係・法的なトラブルが関わるような事案であれば、迅速に対応してもらえてストレスも少なく退職が実現できます。

結果的にポジティブな気持ちで次の人生を歩むことができるのではないでしょうか。

この記事では弁護士退職代行について、深く掘り下げている内容なので、知りたい情報を得ることができます。

記事の最後におすすめできる弁護士事務所を紹介しているので、もしよければ参考にしてくださいね。

目次

弁護士の退職代行でできること

民間企業労働組合弁護士
退職意思の
伝言
退職日の調整
などの交渉
有給休暇の
取得交渉
残業代などの
金銭の請求
損害賠償請求
などの法務

弁護士ができること

  • 未払い賃金の交渉・請求
  • 有給休暇の取得に向けた交渉
  • ハラスメントなど法的事案の解決
  • ナイトワーク、業務委託、契約社員、公務員、警察官、自衛隊などの退職代行

弁護士に退職代行を依頼する一番のメリットは「安心感」を得られることです。

法律の専門家であり、交渉のスキルもとても高いので、トラブルを未然に防ぎながら退職代行業務を行ってほしい場合は、迷わず弁護士に依頼をしましょう。

しかし、代行料金が高額になることや柔軟性があまりないので、未払い賃金などを請求した際に、元を取れるくらいの金額が請求できそうな場合に利用することをおすすめします。

メリットデメリット
どんな依頼でも引き受けてくれる

未払い賃金などの請求をしてもらえる

各種ハラスメントの解決をしてくれる
弁護士が行ってくれる安心感が全然違う

とても高い交渉スキルを持っているのでハズレがない
返信が遅い傾向がある
土日祝日は対応していない場所も多い

着手金の他に成功報酬を請求される場合がある

弁護士の退職代行が向いている場合

  • 退職の際のトラブルが起こりそうな場合
  • ハラスメントなどの労働問題の解決を望む場合
  • 有給休暇や未払い賃金の交渉・請求をしてもらいたい場合

未払い賃金などの請求を行わないときでも、職場側と面倒なことになりそうな際は、費用が高くても弁護士の退職代行を利用したほうが心理的なストレスがなく辞められる可能性が高いです。

弁護士事務所の退職代行は即日辞められるのか

弁護士事務所が運営している退職代行のホームページを見ると、「即日退職可能」と書いてありますが、果たして本当に辞められるのか疑問に思いますよね。

答えは半分「YES」で半分「NO」です。

退職代行業者のほとんどが先払い決済になっています。

合同労働組合が運営の退職代行はクレジットカードやモバイル決済など、多彩な決済方法があるので、依頼から実行までスピーディーなのが利点です。

しかし、弁護士事務所のほとんどが銀行振込しか対応していません。

即日退職を希望するのであれば、午前中のうちに銀行振込を完了させないと代行作業にとりかかってくれないので、その点には注意が必要です。

パワハラが原因なら弁護士の退職代行を使う

弁護士の退職代行を利用する一番の利点は、自分が不当な扱いを受けていたときの慰謝料請求や解決のための方法を法律に則って代行してくれる点が一番大きいです。

(実際にハラスメントを受けていて、退職代行の利用を検討している人が見ていたら思い出してつらい気持ちになってしまうかもしれません…すみません。)

パワハラ・セクハラなどのハラスメントを受けているときに、なにかしらの証拠を残していた方もいると思います。

その場合、ハラスメントの証拠を弁護士に提出することで、訴えを起こすのかor証拠をもとに退職の交渉をしていくのかなどの助言を受けることが可能です。

もし、証拠がなかったとしても、法律の専門家である弁護士からなにかいい案を出してくれるかもしれません。

また、ハラスメントを受けている人はこれ以上面倒なことにはなりたくないので、早急に退職をしたいと思っているはずです。

弁護士の退職代行を利用すれば、早急な退職が実現できて、退職者の心身の不調による慰謝料請求も可能になります。

一般企業・合同労働組合ではハラスメントに対する対処ができないので、弁護士事務所に依頼するメリットはこのような理由からです。

もしハラスメントを受けていなかったら、働き続けている可能性だってあります。

そう考えたら、嫌なことをされて退職することになったのはおかしいと思いませんか?

ですから、退職代行を使って辞めることは何も悪くないですし、退職者の心身を守る正当な手段なんですよ。

退職代行を利用することに罪悪感を感じる人もなかにはいますが、そのようなことは全く思う必要はありません。

そのほかの事例①:お金関係

退職金・未払い賃金・残業代などの請求をするときには一般企業や合同労働組合では交渉することができません。

その場合も弁護士を通して請求をすることになります。

※ほとんどの弁護士事務所は金銭請求の交渉で得た回収額の20%ほどを追加で請求されることを頭に入れておいてください。(例:残業代で5万円回収→1万円を成功報酬で支払い)

そのほかの事例②:自分の身に危険が及ぶ可能性がある場合

例えば夜のお店で働いてたとき、ホームページに顔をぼかした写真を載せる場合があります。

退職を告げたら「写真のぼかしを取って載せる」・「お店で働いていた事実を周りに広める」など、自分の身に危険が及ぶ可能性のあるときには法の力で守ってもらったほうが安心です。

その場合も弁護士の専門的な知識が必要になるので、弁護士事務所の退職代行を利用したほうが穏便に仕事を辞めることができます。

以上のように何かしらのトラブルを抱えての離職・離職のときにトラブルが起こりそうな状態のときは、はじめから弁護士の退職代行を利用したほうが最終的にかかる費用も抑えられ、安心して退職ができますよ。

弁護士が退職代行をおこなって失敗するケースはあるのか

弁護士が退職代行をおこなって失敗するケースはありません。

その理由は、法律の専門家がはじめから関わっているからです。

退職代行は電話で行いますが、一般企業や合同労働組合を詳しく調べてみると退職代行のアルバイトを募集しているところもあります。

「在宅ワークでOK」・「未経験大歓迎」・「マニュアルがあるので安心」などの条件で募集をしているのが現状です。

退職代行を利用するときって…

  • こころやからだが限界
  • 不当な扱いを受けている
  • 未払い賃金など納得のいかないことが多すぎる

など、自分が限界のときに利用しますよね。

そんな人生が大きく変わる状態の時期にあなたは素人に全てを任せることはできますか?

申し訳ないですけど、僕は任せたくありません。

退職代行が失敗に終わるケースは、退職代行に携わった人が

  • 対応力がない
  • 交渉力が足りない
  • 法律の知識が足りない

ことが原因で失敗に終わることがほとんどです。

退職には、労働基準法・日本国憲法・民法・会社が作った就業規則が絡んできます。

その全てを理解している人は法のプロである弁護士なので、弁護士が失敗することはありません。

ですから、確実な退職を望むのであれば弁護士事務所の退職代行を利用することが一番安心できます。

弁護士の退職代行にかかる費用はどのくらいか?

弁護士の退職代行は約5万円+成功報酬20%前後が相場ですが、なかには退職代行をおこなうだけでも10万円以上かかるところもあるので、注意が必要です。

弁護士事務所は、退職代行に力を入れている事務所や離婚問題に力を入れている事務所など様々な特色があります。

比較的費用を抑えたいのであれば、退職代行に力を入れている弁護士事務所を探すようにするといいですね。

ただし、初期費用が安すぎる弁護士事務所の場合、なにかの交渉をすることでプラス料金を加算する事務所もあるので依頼するときには料金の確認をしっかりしないといけません。

選ぶ基準は5万円~を考えると納得のいく弁護士事務所が見つかるはずです。

弁護士の退職代行を使われた側に考えてほしいこと

退職代行は考え方によっては利用した側・利用された側どちらにもメリットがあります。

退職代行の電話がかかってきたときに「なんで本人が連絡してこないの?」と、イラっとするかもしれません。

しかし、冷静になって以下のことを考えてみてください。

「もし、自分が退職代行を使うとしたらどんなときに使う?」

もし僕が退職代行を使うのなら、嫌なことや不満が限界を超えたら使いますね。

退職代行を使われた側として一番初めにしなければいけないことは、まずは利用した人の気持ちになって考えることです。

「どんな想いで退職代行を利用したのか」・「何万と費用がかかるのに退職代行を使うまでになった理由はなにか」など色々と考えなければいけません。

次に、同じことが二度と起こらないようにするにはどうしたらいいのか、残った人全員が考えてください。

全員で考えて、事態を改善する方向にもっていかなければ、退職代行を使った人が報われません。

退職代行を利用されるのは、職場に何かしらの重大な問題があるからで、必ず改善しなければいけないことです。

「ふざけるなよ、コノヤロー!」とか言っている場合じゃなくて、第二・第三の退職代行を使われないようにするための行動を起こすことが先決だと思います。

どんな事柄でも共通しますが、失敗を糧にして強くならなければ意味がありません。

退職代行を使った人は勇気を振り絞って声をあげたのですから、使われた側もそれに応えて改善に努めることが一番大事なのではないでしょうか。

弁護士の退職代行を使ってみた人の口コミ

直近で利用させていただきました。
希望通りに退職できた他、不安点や懸念点をお聞きし、そのつど丁寧に対応頂いてとても頼りになりました。

引用:

初めて、退職代行なるものをお願いするにあたって凄い不安がありましたがサポートも細かい対応も完璧でした。
何のトラブルもなくプラック企業を辞める事が出来ました。
数ある中でみやびさんを選んで本当に良かったです。
ありがとうございました。

引用:

迅速でプロの仕事を確実にこなしてくださいます。
お困りの場合には、ご相談したらすぐに安心出来ると思います。

引用:

元国家公務員です。
丁寧に対応してもらい、速やかに退職できました。
交渉した結果もすぐに教えてもらい、確かな交渉力があることが伺えました。

引用:

退職代行を利用した方の口コミです。

口コミを見て、退職代行を使う人が思っている不安なことは…

  • 丁寧に対応してもらえるのか
  • 交渉内容などの進捗状況を教えてもらえるのか
  • 速やかに行動に移してもらえるのか
  • 不安な点をいかに解消してもらえるか

そのように感じましたね。

悪い口コミは見当たらなかったですが、全ての人が満足しているようには思えません。

満足いく結果を得るには、依頼する相手にどのくらい情報を与えるかが重要だと思います。

美容師ならではの例えになってしまいますが…

ただ「髪を短くしたい」というオーダーをいただいただけでは相手に満足してもらえないかもしれません。

「どんな感じに短くしたいのか?」・「短くても嫌いな髪型はないか」など、様々な要望を伺ってから髪を短くしたほうが満足度は高まります。

ですから、退職代行を依頼するときはあらかじめ伝えておきたいことをメモにして、全て伝えてから退職代行を依頼することが大切です。

退職代行業者の肩を持つわけではありませんが、提供してもらえる情報が多ければ多いほど、代行作業もスムーズに進み、望んだ結果を得られやすいと思うので、必ずメモをすることを忘れないようにしてくださいね。

職業別:弁護士の退職代行を利用したほうがいいとき

弁護士の退職代行を特におすすめする職業

  • 看護師
  • 契約社員
  • 公務員

一般企業に勤めている方の雇用形態と違ったり、様々なトラブルが想定されると予想がつく場合は、初めから弁護士の退職代行をおすすめしています。

以下に詳しく解説をしていきます。

看護師が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

看護師をされている方の職場の環境を調査した結果が出ているのはご存知でしょうか。

以下は2022年に調査された結果の資料からいくつかピックアップしたものです。

スクロールできます

Q.仕事を辞めたいですか?

「いつも思う」…24%
「ときどき思う」…55.2%

Q.仕事を辞めたいと思う理由

〔1位〕人手不足で仕事がきつい…58.1%
〔2位〕賃金が安い…42.6%
〔3位〕思うように休暇が取れない…32.6%
〔4位〕夜勤がつらい…23.6%
〔5位〕思うような看護ができず仕事の達成感がない…23.1%
〔6位〕職場の人間関係…20.1%
〔7位〕家族に負担をかける…13.3%

Q.サービス残業をおこなっていますか?

「いいえ」…31.6%
「はい」…68.4%

Q.サービス残業を含む実際の時間外労働はどのくらいですか?

「5時間以上」…64.1%
「20時間以上」…19.4%
「30時間以上」…9%
「50時間以上」…1.5%
「60時間以上」…0.7%

Q.職場にメンタル障害で休んでいたり治療を受けている職員がいますか?

「いる」…40.6%
「いない」…33.7%
「わからない」…25.7%

Q.セクハラを受けたことがありますか?

「よくある」…1%
「ときどきある」…14%

セクハラを受けた相手
「患者」…78.7%「医師」…20.9%

Q.パワハラを受けたことがありますか?

「よくある」…6.1%
「ときどきある」…28.4%

パワハラを受けた相手
「看護部門の上司」…60.1%
「医師」…39.9%「患者」…20.5%

Q,マタハラを受けたことがありますか?

「ない」…90.3%
「ある」…9.7%

マタハラの相手
「看護部門の上司」…68.8%
「同僚」…31.2%

日本医労連・全大教・自治労連「2022年看護職員の労働実態調査」より抜粋

看護師の仕事をされている方からしたら、この表に出ている結果は「そうなんだ~」くらいにしか感じないと思いますが、看護師以外の方がこの表を見たら「え?ヤバくない?」って思うのかもしれません。

僕は美容師なので美容師目線で書きますが、美容師も過酷な労働環境と言われています。

だけど、その環境下に置かれている状況だとそれが当たり前と思ってずっと過ごしてきました。

看護師をされている方もそう思っている人もいるかもしれませんね。

しかし、そんな状況下でずっと働いているとこころやからだを壊してしまうのは時間の問題です。

看護師が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

  • 体調不良で勤務に支障が出る場合
  • 職場内でハラスメントを受けている場合
  • 辞めたいと言っても引き止められている場合

看護師は命を扱う仕事で、退職をするときは引継ぎ業務などに時間がかかることも多く、前もって言わなければいけない期間を長く設定している病院もあります。
(※通常は1か月前がほとんどですが、6か月前と設定している病院も多くあります。)

辞めるまでの期間に有給休暇を使おうとしても、人手が足りていない状態なので使うこともできないケースもあり、簡単に辞めることが難しい職業のひとつですね。

そして、退職を告げた途端に職場の人からモラハラを受けたり、いじめられたりするケースがあり、辞めるまでの6か月間も耐えられずに退職代行を使ってすぐに辞めるケースが目立ちます。

もし退職代行を使う場合は、弁護士事務所の退職代行の利用を検討してください。

その理由は…

  • サービス残業の賃金の交渉をしてもらうため
  • ハラスメントを受けていた場合は慰謝料などの請求をおこなうため
  • 有給休暇の取得の交渉をしてもらい、有給休暇を完全に取得してから退職するため

以上のことを交渉できるのは弁護士しかいません。

病院側は退職をするときは6か月前に言ってくださいという規則を作っていますが、民法上は退職を告げてから2週間で退職が可能です。

就業規則と民法が絡んでくると弁護士しか対処ができないので、弁護士に依頼することでスムーズに退職ができます。

弁護士による退職代行の相場は5万円です。

約5日分の出勤で稼ぐ額をケチって6か月耐えるよりも、自分のこころとからだを守るためには使ったほうがいいお金だと思います。

しかし、弁護士の退職代行を利用するときには、注意しなければいけないことがあるので以下を確認してから利用してくださいね。

看護師が退職代行を使う注意点

  • 業界が意外と狭い
  • 職場に迷惑がかかる
  • 弁護士事務所の退職代行には転職サポートがない
  • 奨学金制度で働き始めた場合は一括返済が必要な場合もある

以上の注意点を考慮して退職代行を使うor使わないの選択をしてください。

弁護士事務所が運営している退職代行のほとんどが、相談だけなら無料で受け付けています。

上記に該当するようであれば、一度弁護士事務所に相談してからのほうがいいですね。

また、退職後に他のところで働きたいのであれば、自分で次の職場探しをしなければいけません。

よかったら参考にしてください

  • 同業種で働く場合
    看護師専門の転職エージェントに忘れずに登録をする。(登録無料)

    《人気の転職エージェント》
    ……全国15万件以上の求人、ハローワーク・非公開求人多数

契約社員が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

契約社員は有期労働契約(働く期間を決めて契約する方法)という正社員(無期労働契約)と違う契約形態のため、自己都合による退職が原則できません。

契約社員が契約期間内でも辞められる条件

  • 契約開始から1年以上が経過している
  • 雇用主と労働者のお互いの合意がある
  • やむを得ない正当な理由があること
    (※下記記述:契約社員が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合に書いてある内容)

退職代行を利用してまで辞めたいということは「③やむを得ない正当な理由があること」に当てはまる方が多いのではないでしょうか。

しかし、契約社員の場合、合同労働組合の退職代行業者は依頼を断るケースが目立ちます。

以下に書いてあることがその理由にです。

  • 雇用主から損害賠償請求をされる可能性が高い
  • 交渉力が問われ、雇用主の合意が取れない可能性があり、失敗する可能性がある

退職代行業者側は「成功率100%を維持したい」・「訴訟問題に発展すると対応できない」ので自ら危ない橋を渡ろうとはしません。

正社員(無期労働契約)と違い、契約社員の場合は退職の進め方を慎重におこなわなければいけないので、交渉力があり、万が一のトラブルにも対応できる弁護士事務所に依頼することをおすすめします。

契約社員が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

  • 契約した条件と明らかに違う
  • 給与の未払いなどの金銭のトラブル
  • 仕事が原因でメンタル不調になった
  • セクハラ・パワハラなどのハラスメントにあっている

退職代行を使わずに自分の口で言ったほうがいい場合

  • 家族の介護をしなければいけなくなった
    (※証明書などの提出を求められる可能性がある)

雇用主側の観点から説明すると、「繁忙期に人が足りない」・「産休に入った正社員の穴埋め」など臨時な状態のときに契約社員を募集することが多いです。

必要だから雇用したのに、正当な理由での退職でなければ雇用主は納得いきません。

実際に裁判に発展したケースがあり、労働者側に罰金が科せられた判例もあります。

損害賠償請求をするのは雇用主側にとっても、会社の評判の低下や費用の問題などのリスクがあるので、よほどのことがない限りされないですが、訴訟される可能性がゼロではありません。

そのようなトラブルに発展しないためにも、最初から弁護士の退職代行を利用したほうがストレスなく退職できるのではないでしょうか。

注意しなければいけないことは、弁護士事務所による退職代行は転職サポートがありません。

転職するときは自ら探さないといけません。

退職後すぐに働こうと考えているのであれば、転職サイトは学歴・職歴・未経験問わず2週間でスピード内定がもらえると評判の転職サイトなのでご紹介します。

もしよかったら活用してくださいね。

公務員が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

一般企業で働く労働者に雇用主はいますが、公務員には雇用主が存在しません。

そのため、公務員は任命権者(市区町村長や教育委員会委員長など)が雇用主のような役目をもっていて、その方からの承認が必要という独自の法律が存在します。

退職代行を使って辞める場合も一般企業と違う手続きをふむため、一般企業や合同労働組合の退職代行に依頼しても断られることがほとんどです。

なぜ断られるの?

  • 公務員は労働組合を作れないので合同労働組合でも交渉できないから
  • 公務員の雇用は民法・国家公務員法・地方公務員法などで定められているので対処できないから
  • 退職の手続きをおこなうのは国や自治体であり、基本的に本人からの退職申請をもとに退職処理が進むから

ですから、公務員が退職代行を使って辞める場合は、法の専門家である弁護士事務所の退職代行の利用一択になります。

公務員が弁護士退職代行を使ったほうがいい場合

  • 退職の希望が通らない
  • バックレを考えている
  • 心身の不調が続いている

公務員の方が退職代行を使うケースで多いのが、退職の申し出をしても先延ばしにされるケースです。

自衛隊では、退職することが任務の遂行に支障が出ると判断された場合は退職時期を遅らせることが可能という法律があるので、早い時期の退職は難しいかもしれません。

しかし、法律の専門家である弁護士であれば「法」という武器を持ってうまく対応してくれる可能性があります。

そして注意をしなければいけないことは、バックレだけはしないようにしてください。

公務員がバックレると罰金などの対象になります。

  • 正当な理由なく10日以内の間勤務を欠いた職員は、減給又は戒告とする。
  • 正当な理由なく11日以上20日以内の間勤務を欠いた職員は、停職又は減給とする。
  • 正当な理由なく21日以上の間勤務を欠いた職員は、免職又は停職とする。
引用:人事院「懲戒処分の指針について」

以上のように、公務員の雇用は民法・国家公務員法・地方公務員法などで定められているので、急な退職がとても難しい職業です。

どうしても辞めたいときは、法の専門家である弁護士の退職代行を依頼して、1日でも早い退職の方法を見つけてもらいましょう。

公務員は失業保険を受給できないので注意

国家公務員や地方公務員は、雇用保険法の適用の対象外となっているため、公務員を退職しても失業給付を受けることはできません。

失業保険が受給できない代わりに退職金をもらえるので、退職代行を利用するときは伝え忘れないようにしてください。

退職後の転職については、という転職サイト(民間企業の紹介)があるので、もしよければ参考にしてくださいね。

そのほかに弁護士退職代行を利用したほうがいいケース

そのほかに弁護士事務所の退職代行を利用したほうがいいケース

  • 職場に積み立て金がある場合
  • 会社側に顧問弁護士がいる場合
  • 未払いの残業代を請求したい場合
  • 退職に伴うトラブルが予想されるとき
  • 退職金を支払ってもらえるか心配な場合
  • 損害賠償を請求されるおそれがある場合
  • 辞めると言っても辞めさせてくれない場合
  • 働いていた事実をバラすなどと脅された場合
  • 仕事が理由で心身に不調が出て慰謝料を請求したいとき
  • パワハラやセクハラなどのハラスメントを受けている場合

退職をするときをイメージしてください。

「どういったことが想定されるか」・「残業代などの未払いの賃金を請求したい」など、色々と想像できると思いますが、お金が絡むこと・法律が絡むことをイメージしたのであれば、弁護士による退職代行を依頼したほうが安心です。

一般企業や合同労働組合の退職代行を依頼して退職代行をおこなう場合で一番怖いのが、会社側に顧問弁護士がいる場合です。

一般企業や合同労働組合は退職の通達をすることはできますが、金銭の請求などを行うことができません。

もし相手側の弁護士が出てきて、退職代行業者がおこなったことが非弁行為に該当することがあったら、逆に不利になる可能性が高いので、一般企業や合同労働組合に依頼するのはリスクが高すぎます。

退職代行を利用するときは、職場側の体制をしっかりと調べてから業者選びをしましょう。

弁護士の退職代行でおすすめの弁護士事務所2選

弁護士の退職代行でおすすめの弁護士事務所

  • 弁護士法人みやび ~未払い賃金などの依頼なら~
  • 弁護士法人ガイア総合法律事務所 ~ハラスメントの解決を望むなら~

弁護士事務所の退職代行で人気の2社を紹介します。

弁護士事務所の退職代行は「支払いの選択肢が銀行振込しかない」・「24時間対応とあるが、場合によっては返信が遅い」などのデメリットがありますが、その反面、他の退職代行業者よりも安心感が違います。

計画的に退職代行をおこなう場合には一番おすすめできるので、検討してみてください。

《表の見方》

返信の早さについて

独自で退職代行業者にLINEで問い合わせを行った際にどのくらいの早さで返信が返ってくるかを調査した結果です。(※12:00・2:00に送り、返信が来た時間の合計)

60分
以内
61~300分
以内
301分
以上

転職サポートについて

無断で個人情報の横流しが懸念されるため、以下のような基準で示しています。

サポートあり

転職
エージェント
明記
サポートあり

転職
エージェント
記載なし

※許可なく
個人情報が
横流しされる可能性あり
サポートなし
スクロールできます
退職代行業者名
公式サイト
運営料金寸評支払方法後払い対応退職代行
成功率
相談方法対応時間返信の早さ転職支援
弁護士法人みやびトップ
弁護士
事務所
¥27,500

¥77,000
他で断られても依頼可能
退職代行を行う弁護士事務所では最多のLINE相談数
銀行振込
クレジットカード
記載なしLINE24時間
ガイア
弁護士
事務所
¥55,000
退職に関する手続きは全て丸投げできる
傷病手当金申請サポート、無期限のアフターサポート
銀行振込100%LINE24時間
・料金は税込価格・返信の早さは独自調査

弁護士法人みやび~未払い賃金などの依頼なら~

弁護士法人みやびの健全性について

正式名称弁護士法人みやび(旧汐留パートナーズ法律事務所)
運営会社名弁護士法人みやび(法人番号:8010405012012)
代表者佐藤秀樹(第一東京弁護士会所属)
設立日法人番号指定:2015年10月5日
所在地東京都港区東新橋1-1-21今朝ビル5階
公式サイトhttps://www.miyabi-law.jp/

弁護士法人みやびの詳細

料金着手金 ¥27,500~¥77,000
(その他、残業代・退職金請求などの場合、回収額の20%)
相談方法LINE・メール・電話
LINE
相談件数
件(
※旧アカウントと合算した合計数
支払方法銀行振込・クレジットカード
後払い不可
キャンセル
返金について
入金前に要確認
退職成功率記載なし
転職支援あり(提携先について詳細な記載なし)
特徴他社に断られてもOK
24時間いつでも連絡できる
各種金銭請求交渉ができる
全て弁護士に丸投げしてOK
引継ぎ&私物の引き取りも可能
弁護士事務所なので安心感がある
退職が完全に完了するまでサポートしてくれる
公式サイト
・料金は税込価格

【支払う金額によってできることが違う】

スクロールできます
対象者弁護士による
対応
書面送付給与・有給
交渉
未払給与等
交渉
損害賠償請求
の対応
残業代
計算
自宅訪問
交渉
離職票等
交渉
社宅交渉サポート
期間
成功報酬その他
特徴
¥27,500アルバイト
会社員
契約社員など
メール
FAX
郵便
無期限20%+税事務員ではなく
弁護士が対応
¥55,000アルバイト
会社員
契約社員など
+公務員
¥77,000自衛隊
業務委託
会社役員など
・料金は税込価格

弁護士法人みやびについて

弁護士法人みやびは労働問題を専門に扱う法律事務所で、退職代行を古くから行っており、退職代行に関しての経験や知識が他の退職代行業者よりも豊富であることが特徴です。

そのため、「有給休暇や未払い賃金の交渉・請求」「ハラスメントの解決」「ナイトワーク・公務員・自衛隊などの特殊な雇用形態で退職代行を利用する」ーなど、退職の際にトラブルになりそうな事案の場合には積極的に活用したい退職代行業になります。

退職代行を実行してもらう内容や雇用形態によって料金が変動するシステムを採用しており、利用する内容によっては、格安で弁護士による退職代行を利用できることが大きなメリットです。

弁護士法人みやびをおすすめする人

  • 有給休暇を取得してから辞めたい人
  • 残業代などの金銭的な請求を望む人
  • 法的に問題のある事案を抱えている人
  • 会社を辞めると言ったら損害賠償請求された人
  • 辞めると言ったら「給与を払わない・減らす」などと言われた人
  • セクハラやパワハラなどの法的な事案で辞めようと思っている人

弁護士法人みやびについての記事を作成しているので、もしよければご覧になってください。

弁護士法人ガイア総合法律事務所~ハラスメントの解決を望むなら~

弁護士法人ガイアの健全性について

正式名称弁護士法人ガイア綜合法律事務所
運営会社名弁護士法人ガイア綜合法律事務所(法人番号:4010405013393)
代表者安沢尚志(東京弁護士会所属)
設立日法人番号指定:2015年10月5日
所在地東京都港区新橋3丁目2番3 千代川ビル6階
公式サイトhttps://www.gaia-law-office.jp/

弁護士法人ガイアの詳細

料金着手金 ¥55,000
(その他、残業代・退職金請求などの場合、回収額の20~30%)
相談方法LINE・メール・電話
LINE
相談件数
件(
支払方法銀行振込
後払い不可
キャンセル
返金について
入金前に要確認
退職成功率100%
転職支援なし
特徴未払い賃金やハラスメントの問題解決に強い
交渉力が高く確実に退職代行を実行してほしい人向け

職場側に顧問弁護士が在籍している場合に特に力を発揮する
公式サイトhttps://www.gaia-law-office.jp/taisyoku/index.html
・料金は税込価格

弁護士法人ガイアについて

弁護士法人ガイアは傷病手当の申請をサポートしてくれる法律事務所です。

退職していない・社会保険に1年以上加入している・病院にて診断を受けていることが傷病手当をもらう条件ですが、傷病手当は申請が通らないときもあります。

弁護士法人ガイアにお願いすればそのようなことがないので、退職後のお金の心配も少しは和らぎます。

弁護士法人ガイアは担当してくれる人の評判がいいので、しっかりと相談したい方にはおすすめな退職代行です。

弁護士法人ガイアをおすすめする人

  • 残業代などの金銭的な請求を望む人
  • 傷病手当を申請しようと考えている人
  • 法的に問題のある事案を抱えている人
  • 会社を辞めると言ったら損害賠償請求された人
  • 辞めると言ったら「給与を払わない・減らす」などと言われた人
  • セクハラやパワハラなどの法的な事案で辞めようと思っている人

弁護士法人ガイアについて口コミや評判を集めてまとめ記事を作成しています。

利用を検討している方は合わせてご覧ください。

退職代行が実行されるまでの流れ

弁護士退職代行を利用するときの流れ

STEP
退職の依頼をLINE・メールでする

〔確認すること〕

  • 料金・支払い方法
  • 即日退職が可能なのか
  • 退職までの流れはどのようになるか
  • 職場に置いてある私物は回収できるか
  • 未払い賃金や法律に関する交渉はできるか
  • 退職した後の書類などの受け取りはどうするか
  • 契約社員・公務員の場合は伝え忘れないようにする
  • 職場から借りている物があれば返却をどのようにするか
STEP
退職代行の内容に納得をしてから支払いをする

銀行振込しか対応していない弁護士事務所に依頼をする際は注意をしなければいけません。

振り込みのタイミングによっては入金に時間がかかる場合があり、即日退職ができない場合もあります。

余裕を持った入金をするように心がけてください。

STEP
支払い確認後に代行が実施される

退職が完了したら連絡が来るパターンとその都度、進捗状況を伝えてくれるパターンがあります。

万が一職場から連絡があった場合は無視してください。

退職代行が実行された後、会社とのやり取りは全て弁護士事務所を通して行います。

STEP
退職完了後に必要に応じてアフターサポートを受ける

〔例〕

  • 離職票が届かない
  • 退職に関する書類・私物が届かない
  • 退職後も連絡がしつこく来る・家に来た
    など

直接、職場と交渉するとトラブルになる可能性が高いので、必ず弁護士事務所を通して連絡してください。

【職業別】退職代行を弁護士に依頼したほうがいい場合を教えますのまとめ

この記事のまとめ

  • 弁護士に退職代行を依頼すると費用が約5万円~かかる
  • 弁護士による退職代行で失敗はないので安心して大丈夫
  • 弁護士による退職代行は金銭関係・法的なトラブルに対して迅速に対応できる
  • ハラスメント・金銭絡み・自分の身に危険が及ぶ場合は弁護士の退職代行を使う
  • 看護師・契約社員・公務員が退職代行を使うときは必ず弁護士の退職代行を使う
  • 一般企業や合同労働組合は場合によって非弁行為になりトラブルになる可能性がある
  • 満足いく退職代行内容にするのであれば、予めメモを書いて要望をしっかりと伝える
  • 弁護士事務所の退職代行は即日退社をうたっているが、支払いのタイミング次第では即日退社ができない

弁護士による退職代行は金銭・法的トラブルに対して迅速に対応ができ、交渉のスキルも高いのでスムーズな退職が実現できます。

費用は民間企業・労働組合と比べて高いですが、安心感と満足感が違います。

このようにメリット・デメリットはありますが、結果的には弁護士に退職代行を依頼してよかったという声が多くありました。

退職は自分の人生を大きく左右するものなので、慎重におこなわなければいけません。

退職代行を使うときは、一番安心できる弁護士の退職代行と利用してくださいね。

そして、退職をしてすべてが終わりではなく、新たな始まりです。

次の職場は、いい職場で働けることを願っています。

おすすめの転職サイト

〔看護師の方〕
……全国15万件以上の求人、ハローワーク・非公開求人多数

〔契約社員・公務員の方〕

おすすめの弁護士退職代行業者

弁護士法人みやびの健全性について

正式名称弁護士法人みやび(旧汐留パートナーズ法律事務所)
運営会社名弁護士法人みやび(法人番号:8010405012012)
代表者佐藤秀樹(第一東京弁護士会所属)
設立日法人番号指定:2015年10月5日
所在地東京都港区東新橋1-1-21今朝ビル5階
公式サイトhttps://www.miyabi-law.jp/

弁護士法人みやびの詳細

料金着手金 ¥27,500~¥77,000
(その他、残業代・退職金請求などの場合、回収額の20%)
相談方法LINE・メール・電話
LINE
相談件数
件(
※旧アカウントと合算した合計数
支払方法銀行振込・クレジットカード
後払い不可
キャンセル
返金について
入金前に要確認
退職成功率記載なし
転職支援あり(提携先について詳細な記載なし)
特徴他社に断られてもOK
24時間いつでも連絡できる
各種金銭請求交渉ができる
全て弁護士に丸投げしてOK
引継ぎ&私物の引き取りも可能
弁護士事務所なので安心感がある
退職が完全に完了するまでサポートしてくれる
公式サイト
・料金は税込価格

【支払う金額によってできることが違う】

スクロールできます
対象者弁護士による
対応
書面送付給与・有給
交渉
未払給与等
交渉
損害賠償請求
の対応
残業代
計算
自宅訪問
交渉
離職票等
交渉
社宅交渉サポート
期間
成功報酬その他
特徴
¥27,500アルバイト
会社員
契約社員など
メール
FAX
郵便
無期限20%+税事務員ではなく
弁護士が対応
¥55,000アルバイト
会社員
契約社員など
+公務員
¥77,000自衛隊
業務委託
会社役員など
・料金は税込価格

弁護士法人ガイアの健全性について

正式名称弁護士法人ガイア綜合法律事務所
運営会社名弁護士法人ガイア綜合法律事務所(法人番号:4010405013393)
代表者安沢尚志(東京弁護士会所属)
設立日法人番号指定:2015年10月5日
所在地東京都港区新橋3丁目2番3 千代川ビル6階
公式サイトhttps://www.gaia-law-office.jp/

弁護士法人ガイアの詳細

料金着手金 ¥55,000
(その他、残業代・退職金請求などの場合、回収額の20~30%)
相談方法LINE・メール・電話
LINE
相談件数
件(
支払方法銀行振込
後払い不可
キャンセル
返金について
入金前に要確認
退職成功率100%
転職支援なし
特徴未払い賃金やハラスメントの問題解決に強い
交渉力が高く確実に退職代行を実行してほしい人向け

職場側に顧問弁護士が在籍している場合に特に力を発揮する
公式サイトhttps://www.gaia-law-office.jp/taisyoku/index.html
・料金は税込価格

退職代行業者のデータベースを作成しました。

こちらには弁護士事務所以外の退職代行業者が掲載されていますが、様々な方面から見て信用できる業者のみを掲載しています。

こちらも併せて参考にしてくださいね。

弁護士退職代行メリットデメリット

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